「紹介するよ」って、その一言に乗ったのがすべての始まりだった。
俺はその日、ママ活系のマッチングサイトを見てた。
軽い気持ちだった。性欲と寂しさと、ちょっと楽に会えそうな期待。
そんな中で「紹介できる子いるよ」っていうアカウントからメッセージが来た。
怪しいとは思った。だけど、欲望の前には疑いなんて曖昧になる。
「会えるなら…」ってなって、連絡を取り続けた。
紹介されたのは、30代くらいの綺麗なお姉さんだった。
写真も会話の感じも悪くない。
すぐに渋谷のカフェで顔合わせの約束をした。
現地で会った彼女は、たしかに綺麗だった。写真詐欺ではなかった。
でも、席についてすぐに言われた。
「じゃあ、顔合わせ料として5万円お願いね」
……一瞬、頭が真っ白になった。
それでも財布を出していた自分がいた。
心のどこかで「これで関係が始まるなら」なんて都合のいいことを考えてたんだと思う。
その日はそれで解散。何もなかった。
でも、紹介者から「次はもっと若い子紹介できるよ」って連絡が来た。
今考えればその時点で切るべきだった。
でもまた乗ってしまった。
「紹介料5万円ね」って言われて、俺は振り込んだ。
…結果、その子とは一度も会えなかった。
連絡は徐々に減り、最後にはブロックされてた。
詐欺だった。完全に。
一番つらかったのは、抜けなかったこと。
金も気力も持っていかれて、欲望だけが残ってた。
その足でピンサロに行った。
かかった金は2万円。
でも、サービス・満足度・帰り道の気分、全部が勝ってた。
最初からそっちに行ってればよかった。
紹介とか、マッチングとか、そういう“素人の運ゲー”に金をかける価値なんてなかった。
もうこういうのには手を出さない。
……いや、出したくても出す金がないってのが正しいか。
次回は、俺が引っかかった“紹介アカウント”や、運営されてたサイトの情報をまとめて晒す予定だ。
誰かが同じ10万円を失わないように。


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